日本の人工中絶の割合と避妊の重要性を理解する

平成27年度の人工中絶件数は、176,388件です。
これは、出生数の割合からすると、6回に1回の妊娠が人工中絶されていることになります。
また、平成24年度の統計になりますが、妊娠100に占める人工中絶の年齢別の割合は、二十歳未満が61.8パーセントと一番多く、次に46~49歳が55.6パーセント。
二十歳未満と45歳以上の女性は、妊娠しても半数以上が人工中絶を選択している現実があります。

望まない妊娠を避けるためにも、避妊について、もっとオープンに語られるべきです。
日本は、未だに、なぜか他の先進国に比べて、性については閉鎖的な風潮があります。
恥ずかしいこと、秘めるべきこと、と捉えている人がまだまだ多いのではないでしょうか。
そのせいで、現実では悲しく、女性にとって大変デメリットな結果が起こっています。
避妊は恥ずかしいことではなく、大切なパートナーを持つすべての人々が避妊について正しい知識を持つことが常識と捉えるべきです。
避妊法には、色々な方法がありますが、100パーセント確かな避妊法というものはありません。
日本では、避妊については男性任せにしてしまう女性が多いようですが、それは絶対的な避妊にはなりません。
フランス、イギリス、スウェーデン、イタリア、オランダ、アメリカ等の欧米諸国では、女性によるピルの服用による避妊が圧倒的に多く、女性側による積極的な避妊法が当たり前になっています。
もちろん、男性側も協力し、お互いに避妊の成功率を高めています。
それこそが本当の思いやりだという考えが根付いています。
日本の女性の中には、男性に任せきりになることが愛の形であり、男性が避妊を拒否しても受け入れている人がいるようですが、それは、世界では、時代遅れの考え方かもしれません。
妊娠・出産が、女性のみに与えられた素晴らしい恵みであっても、性交渉においてリスクを負うのも女性なのだ、ということを、パートナー同士よく理解し、避妊について確認することが大切です。

性的同意年齢とは?初体験を経験するのは何歳が多い?

性的同意年齢とは、性行為の同意能力があるとみなされる年齢の下限をさしています。
単に、同意年齢とも言います。
性的同意年齢は、法域ごとに大きく幅がありますが、おおむね16歳から18歳に設定されています。
多くの法域では、「精神的・機能的に発達した年齢であることを意味するもの」と解釈されています。
日本の刑法176条(強制わいせつ罪)の規定においては、男女ともに性的同意年齢は、13歳と設定されています。
思いがけず低年齢の未成年が設定されていることに驚きましたが、本人の意志が尊重される年齢、ということでしょうか。
性的同意年齢は、性行為が許される、という意味ではなく、性行為を禁じていない、という意味です。
刑法177条(強姦罪)には、拒否の意志がなくとも女性のみ13歳未満の児童(児童とは未成年を意味する)に対する性行為は強姦罪が適用されます。
また、各都道府県では、ほとんどの自治体で、青少年保護育成条例において、18歳未満の未成年者に対しての淫らな行為を行うことを禁じています。

初体験の平均年齢は、男女ともに20.3歳。
都道府県別にみると、初体験が最も早いのが沖縄県で19.5歳、最も遅いのが茨城県で21.0歳でした。
また、世代別にみると、20代では、男性が18.9歳、女性が18.5歳。
30代では、男性が20.2歳、女性が19.6歳。
40代では、男性が20.4歳、女性が20.1歳。
50代では、男性が20.8歳、女性が21.1歳と、世代が若くなるにつれ、低年齢化しています。
(2013年1月 相模ゴム工業株式会社調べ)早くても、遅くても、自分と相手を大切にして、気持ちを確認しあい、より良い関係を築いていける経験であるべきだと考えます。

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